3. 成長戦略 タナベ経営<9644>は「One & Only 世界で唯一無二の経営コンサルティンググループ TCGの創造」を実現するため、5つの成長モデルの実装とM&A戦略を推進し、また、持続的な成長を実現するためのコーポレート戦略に取り組んでいる。
(1) TCG5つの成長モデルの実践 a) プロフェッショナルDXサービスモデル 同社のコアバリューである「コンサルティング価値(戦略策定機能)」を深化させるとともに、新たな領域である「プロフェッショナルDXサービス(実装・オペレーション機能)」をM&Aも活用しながら拡大していくことで、売上高150億円の達成を目指す。
b) C&C開発モデル コンサルティング領域の開発モデルとしては、新たな経営ニーズや経営課題に対する専門テーマのチームアップに始まり、それをチームコンサルティングブランド(TCB)として商品化し、研究会・セミナーを通じてチームコンサルティング組織を組成(コンサルティングセグメンテーション)する。次のステップとしてコンサルティング事業化し、M&A実施も含めて事業会社化することで、コンサルティング領域を広げ、売上規模を拡大していく戦略だ。
c) マーケティングモデル ターゲットとする大企業から上場企業を含む中堅企業の約8万社に対して、地域密着のリージョナル戦略と独自のマーケティングモデル(各種セミナー、研究会、マーケティングサイト等を導線とした見込み顧客の獲得)によって顧客獲得を図り、経営コンサルティング契約の継続率70%以上と、売上計画の35%を新規顧客の獲得で達成していく。また、CRMコンサルティング部門における既存顧客へのフォローアップ等によって新たなコンサルティング需要を掘り起こし、顧客当たり平均単価10%アップに取り組んでいく。