フォースタートアップス<7089>は4日、2023 年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が7.09億円、営業利益が1.89億円、経常利益が1.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.33億円となった。2022年3月期第2四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率は記載していない。

タレントエージェンシー&オープンイノベーション事業の売上高は7.09億円、セグメント利益は1.90億円となった。タレントエージェンシーサービスは、スタートアップ・成長企業向けに人材紹介を中心とした人材支援サービスを提供している。当第1四半期においては、マクロ環境の不透明さを背景に、一部のスタートアップ企業において採用ニーズの減少が確認されたが、採用ニーズが相対的に強い有力スタートアップ企業や経営幹部・エンジニアなどの需要の高いポジションの支援強化により人材紹介サービスは堅調に推移した。特に、年収レンジ及び紹介料率の上昇により紹介売上単価は過去最高値となった。また、採用ニーズの高いクライアントの採用活動をより強力に支援する採用支援サービスの営業強化が功を奏した結果、採用支援サービス売上高も高水準で推移し、当第1四半期における受注高は6.50億円となり、売上高は6.85億円となった。オープンイノベーションサービスは、同社グループが運営するデータベース「STARTUP DB」を活用し、大手企業や官公庁・自治体とスタートアップ企業の連携を促進するサービスを提供している。当第1四半期においては、「Public Affairs」や大企業向けのデータ販売が堅調に推移した結果、受注高は1.36億円となり、売上高は0.24億円となった。

ベンチャーキャピタル事業は、当第1四半期においても、前年度に引き続き管理費用のみが発生していることから、セグメント損失は0.01億円となった。 なお、当セグメントには、子会社であるフォースタートアップスキャピタル、及び同社を通じて組成したフォースタートアップス1号投資事業有限責任組合が含まれている。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比19.2%増 の28.00億円、営業利益が同5.4%減の5.70億円、経常利益が同6.0%減の5.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.3%減の4.00億円を見込んでいる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 フォースタートアップス---1Q売上高7.09億円、タレントエージェンシー&オープンイノベーション事業が順調に推移