a) レコードブック事業 レコードブック事業の売上高は前期比1.2%増の1,819百万円、営業利益は同16.2%減の212百万円となった。「レコードブック」総店舗数が前期末比9店舗増加したことに加え、利用控えの影響が軽微となったことにより、売上高は増加した。コロナ禍の影響としては、第4四半期に新型コロナ変異株感染拡大の影響を受け、売上高はやや減少したものの、高齢者の運動習慣の重要性への理解が進んだ結果、感染拡大の波による影響を受けながらも利用者数はおおむね回復基調で推移した。これらの結果、2021年12月の「レコードブック」利用者数は過去最高となった。なお、2022年3月期末から4月以降にかけて再び回復傾向となっている。
b) Webソリューション事業 Webソリューション事業の売上高は前期比2.2%増の230百万円、営業利益は同23.3%増の49百万円となった。コロナ禍に伴う営業制限を受けた前期と比較すると新規案件の獲得状況が復調しており、売上高・利益ともに増加した。トピックスとしては、製薬企業・医療機器メーカー向けのマーケティング支援サービスであるメディカルソリューションに対する引き合いが好調に推移した。同事業の利益率も21.3%と高く、収益性の高いビジネスと言える。
c) ケアサプライ事業 ケアサプライ事業の売上高は前期比333.0%増の843百万円、営業利益は同31.3%増の76百万円となった。同事業強化を目的として2021年4月にフルケアを子会社化したことに伴い、売上高が大幅に増加した。フルケアの業務改善や営業ノウハウなどの共有などを推進することで、利益面での貢献も目指していく。