ファーマフーズ<2929>は8日、ENEOSホールディングス<5020>と共同で、卵由来の液体肥料の製造事業を行うENEGGO(エネゴ)へ出資することを発表した。あわせて、グリーンテクノ21及びその子会社エネゴとの業務提携契約を締結、卵殻及び卵殻膜の調達を行い、卵殻膜繊維、液体肥料など化成品分野を強化していく。

内容としては、未利用卵殻の高度利用(廃棄されている卵殻を、アップサイクルのための価値ある資源として捉え、研究、卵殻膜は究極のアップサイクル)、資源・調達量を増量(卵殻膜の資源としての価値を見据え、年間50t以上の卵殻膜の収集・供給能力を有するGT21と業務提携契約を締結)、アグリ分野で卵殻膜を用いたバイオスティミュラント事業にENEOSと共同出資(卵由来の肥料の開発及び製造に取り組み、化学肥料の使用低減を目指す)などの事業を強化していく。

同社は、この技術を世界に発信するため、2025年日本国際博覧会に参画する。これらの取り組みをCO2削減と循環型社会の実現につなげていくとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ファーマフーズ---タマゴの薄膜で新市場創出、ENEOSホールディングスと共同出資でCO2削減と循環型社会実現