And Doホールディングス<3457>は29日、きらぼし銀行とサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の融資契約を締結し、実行されたと発表。SLL実行額は20億円となる。

SLLは、金利条件等の貸付条件と、融資先のSDGs・ESG戦略におけるサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)に対する評価を連動させ、その達成状況に応じて融資先にインセンティブやディスインセンティブが発生することで、持続可能な経済活動および経済成長を促進し、継続的に支援することを目的とするもの。

And Doホールディングスは2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を新たに策定し、シニア世代を中心とした多様な資金ニーズに対応する不動産を活用したハウス・リースバック事業およびリバースモーゲージ保証事業を成長強化事業と位置付けている。今回のSLLは、中期経営計画のシニア世代向け事業の主要指標を参考にSPTsとして設定し、目標達成時に金利引下げをすることでSPTs達成の促進と、And Doホールディングスのサステナブル経営をサポートするもの。なお本件は、格付投資情報センター(R&I)より、SLLとしての適合性およびSPTsの合理性についてセカンドオピニオンを取得したという。

And DoホールディングスはSDGs・ESG経営を推進し、「不動産×金融×IT」で持続可能な事業の成長を図ることで、不動産を活用したサービスの提供により、日本経済の活性化に貢献する考え。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 And Doホールディングス---きらぼし銀行によるサステナビリティ・リンク・ローンが実行