■coly<4175>のこれまでの業績の推移

これまでの業績を振り返ると、ゲームタイトルのリリースごとに事業の拡大を図ってきた。すなわち、自社IPを一つひとつ丁寧に作り上げ、確実にヒットさせるとともに永く愛され続けてきたことが、これまでの成長をけん引してきたと言える。また、自社IPから派生するMD(グッズ販売等)も順調に伸びており、その結果、創業から2022年1月期まで連続の増収を実現してきた。18/1期から22/1期までの売上高の年平均成長率(CAGR)は48.2%に及ぶ。

損益面でも、研究開発費の効率投入や広告宣伝費のみに依存しない成長モデルにより、営業利益率は高い水準を維持してきた。創業以来、黒字経営を継続しているところも特徴的と言える。18/1期から22/1期までの営業利益のCAGRは52.2%となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 coly Research Memo(4):新ゲームをリリースするごとに事業を拡大、自社IPによるMD売上も高成長に寄与