And Doホールディングスは、アジアでの事業展開の足掛かりとして、2019年2月にタイに現地合弁会社H-DO社を設立。日本国内で培ってきた不動産流通に関するノウハウの活用とH-DO社の合弁先である現地パートナーの協力により、中古住宅リノベーション事業を展開すると同時に市場調査およびハウスドゥブランドのフランチャイズ事業開始に向けて準備を進めてきた。今回のマスターフランチャイズ契約により、タイにおけるフランチャイズ展開を本格的に開始する。
タイは、コロナ禍の影響により足元は経済の回復が待たれる状況だが、総じて中古戸建住宅の取引は活況で、政府による住宅取得に対する優遇制度や住宅ローンのLTV(Loan to value)上限が緩和されるなど、安定した経済成長とともに不動産市場の伸長が期待されるという。一方で、不動産流通に関する法整備等は不十分な状況にあり、慣習的な不動産取引が行われている現状もあるとしている。And Doホールディングスは、10年以内にタイでのフランチャイズ加盟店500店舗を目指し、タイの不動産市場の発展・活性化に貢献するとともに、将来的にアジア50,000店舗のフランチャイズチェーンネットワーク構築を推進する考え。