日本動物高度医療センター<6039>は12日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.6%増の29.79億円、営業利益が同8.3%増の4.39億円、経常利益が同6.7%増の4.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.6%増の2.86億円となった。

同社グループが提供する動物の二次診療サービスは急なニーズに応えるものが多いことから、新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響は比較的軽微であった。症例実績を発表する場である学会や各種セミナーがオンライン開催を余儀なくされる状況となるなど、マイナスの影響もあったが、同社グループは日頃の診療活動を通じた一次診療施設とのコミュニケーション強化を継続することで、動物医療業界における信頼の獲得、認知度の向上と、それに伴う紹介症例数の増加に努めた。全体として初診数(新規に受け入れた症例数)は7,232件(前期比4.4%増)、総診療数(初診数と再診数の合計)は28,296件(同3.8%増)、手術数は2,063件(同2.1%減)となった。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比29.6%増の38.60億円、営業利益が同21.8%増の5.35億円、経常利益が同22.9%増の5.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.2%増の3.65億円を見込んでいる。


<SI>
情報提供元: FISCO
記事名:「 日本動物高度医療センター---22年3月期は増収増益、初診数及び総診療数が増加