スパークス・グループ<8739>は6日、2022年3月期連結決算を発表した。営業収益が前期比1.8%減の140.43億円、営業利益が同1.8%増の64.64億円、経常利益が同0.8%増の62.41億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.4%増の40.70億円となった。

同社グループの当年度末運用資産残高は、15,557億円と前期末比で1.3%増加し、当年度における残高報酬は前期比15.2%増の125.77億円となった。さらに、成功報酬は、同61.8%減の12.08億円となり、営業収益は減収となった。営業費用及び一般管理費は、同4.6%減の75.78億円となった。これは主にオフィス関連費用及びESOP関連費用が減少したこと等により費用が減少した。これらの結果、営業利益・経常利益は増益となった。また、同社が保有する投資有価証券の一部売却による投資有価証券売却益6.63億円を特別利益に、投資有価証券評価損5.60億円を特別損失に計上し、税金等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は増益となった。なお、事業の持続的かつ安定的な基盤となる収益力を示す指標である基礎収益は残高報酬の増加等により同38.5%増の61.57億円(前期は44.44億円)となっており、実質的な収益体質は着実に強化されている。

2023年3月期の連結業績予想については、同社グループの主たる事業である投信投資顧問業は、業績が経済情勢や相場環境によって大きな影響を受ける状況にあるため、将来の業績予想は難しいと認識している。なお、同社グループの重要な経営指標の一つである運用資産残高は、原則として毎月月初5営業日以内に、前月末速報値を別途開示している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 スパークス・グループ---22年3月期は増益。基礎収益は大幅に増加し、過去最高を更新