<4199> ワンプラ 1865 -209
大幅に3日続落。東証が22日から信用取引に関する規制措置を強化すると発表し、売り材料視されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とした。日証金も貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)とする増担保金徴収措置を実施している。ワンダープラネット株は20日に年初来高値を付けてから利益確定売りに押されており、その流れも続いているようだ。

<6085> アキテクツSJ 727 +100
ストップ高。経営破綻した加盟スタジオが工事を依頼していたSTP(大阪府八尾市)から提起されていた請負工事代金請求訴訟で和解が成立したと開示している。訴訟の早期解決が総合的利益に適うと判断した。22年3月期決算で和解金0.05億円を特別損失として計上する見込み。また、建設会社・不動産会社に情報提供サービスを行う100%子会社を設立することも発表している。設立予定日は27日。

<7776> セルシード 199 +50
ストップ高。開発中の細胞再生医療等製品パイプラインの1つである軟骨再生シートに関する特許が登録されたと発表している。発明の名称は「組織再生培養細胞シート、製造方法及びその利用方法」。開発中の変形性膝関節症治療用の細胞シートには、今回の特許を用いた多指症(生まれつき指の数が5本より多い疾患)の患者から採取した軟骨組織に由来する同種軟骨細胞シートを利用しており、22年末の治験届提出を目指している。

<3936> グローバルW 555 +49
大幅に3日ぶり反発。グループ会社タイムチケット(東京都港区)の100%子会社であるTimeTicket GmbH のV-tuberプロダクション事業の譲渡契約を締結したと発表している。譲渡先はピアズ<7066>で、譲渡価格は0.10億円。事業譲渡で人的資源をゲームプレイヤーマッチングサービス「GameTomodachi」に集中させる。また、グローバルウェイ株は前日に15%超下落しており、押し目買いも入っているとみられる。

<9272> ブティックス 2467 +103
大幅に反発。22年3月期の営業利益を従来予想の4.52億円から5.86億円(前期実績2.81億円)に上方修正している。M&A仲介事業で成約が不確実だった複数の案件が3月末にかけて成約したため。ブティックスは2月8日に業績修正を発表し、出展小間契約の獲得が順調に推移していることを理由に過去最高益を計上する見込みとしていた。相次ぐ上方修正が投資家からポジティブ視され、買いが集まっているようだ。

<3967> エルテス 987 +22
大幅に3日ぶり反発。ラック<3857>と資本業務提携契約を締結すると発表している。新株82万5000株を発行し、ラックに62万株、資産管理会社のDOSO(東京都千代田区)に20万5000株を割り当てる。調達資金の7.99億円はM&Aや資本業務提携資金に充てる。提携により、ラックのセキュリティ監視サービスにエルテスの内部不正監視を組み合わせた包括的なセキュリティ・オペレーション・センターサービスの提供拡大などを図る。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:アキテクツSJ、セルシードがストップ高