アイリックコーポレーション<7325>は20日、富士フイルムビジネスイノベーションと、遠隔接客サービスを提供するタイムリープが、街ナカの個室型ワークスペース「CocoDesk」を、さまざまな生活関連サービスのオンライン相談の場として提供する実証実験に「オンライン保険相談」として参加し、22日より開始すると発表した。

近年、新型コロナウイルス流行を受けたテレワークの増加により、オフィス内や移動先、自宅等あらゆる場所で、非対面で行うオンライン会議が一般化した。さらに店舗での面談を伴う生活関連サービスでも面談のオンライン化が拡がっている。一方で、周囲に人がいる環境ではプライバシーに関する内容は話しづらい、通信環境やパソコンなど必要な設備が整っていないため手軽にはできない、などのオンライン面談ならではの新たな課題も生まれているという。

このような社会背景を受け、同実証実験では、富士フイルムビジネスイノベーションが東京地下鉄と共創し提供している個室型ワークスペース「CocoDesk」と、タイムリープが提供している、店舗運営の効率化と対面に近い接客体験を実現する遠隔接客システム「RURA」を組み合わせることで、サービス事業者が従来店舗窓口で行ってきた相談を利用者の生活動線上で、プライバシーが保たれた空間で行うことができる「新しい店舗の形」を提供する。実証期間は3ヶ月程度の予定としている。

実証実験を通じてサービス事業者には「生活動線にある個室空間を企業間でシェアし、顧客接点とする」新しい店舗の形を、利用者には「プライバシーが確保され、利便性も高い店舗体験」を提供することで、時代の変化に対応した新たな価値を社会へ提供するとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 アイリックコーポレーション---富士フィルムグループと協業で個室型ワークスペース「CocoDesk」の実証実験開始