(1) インソーシング・派遣事業 インソーシング・派遣事業は、製造業向けを中心に事業を拡大してきたが、2018年にFUN to FUNを子会社化したことで、小売業やサービス業(外食・宿泊・物流等)向けにも事業領域を拡大している。請負比率は平山が5割弱、FUN to FUNが約4割(小売業向け)となっている。製造請負では、平山に所属する現場改善コンサルタント※と連携して生産性向上やコスト削減の取り組みを進めるなど、他社にはないサービスを提供することで差別化を図り、顧客開拓を進めている。
直近5期間の顧客業種別売上構成比によると、2019年6月期よりFUN to FUNをグループ化したことにより、食品の売上構成比が10%台から20%台に上昇したほか、小売・サービスが新たに加わり2021年6月期では5%を占めている。従来、最も高かった医療機器・医薬品については2017年6月期の43%から2021年6月期は24%まで低下している。そのほか、2021年6月期は自動車部品が15%、デジタル関連(オフィス用品、家電等、印刷等)が9%、住宅設備が5%、物流が2%となった。