コスモ・バイオ<3386>は2日、メスキュージェナシス社(「MJ社」)より、MJ社が保有するVHH抗体に係る技術の移転とこれに関連する特許の実施許諾のための契約を締結したことを発表した。

今回、MJ社から同社に移転されるのは、cDNAディスプレイ法による重鎖抗体の可変領域・VHH 抗体に関するスクリーニング技術であり、併せて同社は、この移転技術に必要な特許技術の実施許諾も受ける。
同社は、本技術の移転および特許実施許諾を受け、免疫動物を使用しない抗体作製方法の開発を行い、「cDNAディスプレイ法による重鎖抗体の可変領域・VHH抗体のスクリーニングサービス」として提供を行う。これにより、製薬会社、臨床検査会社、化粧品会社、食品会社およびアカデミアの基礎研究分野等に向け、より研究者の目的に合った抗体の提供を行う。受託サービスの提供開始は、2022年8月頃を予定している。

同社グループは、今後も受託サービスのラインアップを充実させることで、基礎研究現場の研究活動の一助となり、人々の健康を守るための生命科学研究を支えていくとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 コスモ・バイオ---メスキュージェナシス社とVHH抗体に係る技術移転に関連する特許実施許諾契約を締結