ベルトラ<7048>は14日、2021年12月期通期の連結業績を発表した。営業収益は492百万円(前期比44.7%減)、営業利益は1,098百万円の損失(前期は1,333百万円の損失)、経常利益は1,104百万円の損失(同1,250百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,157百万円の損失(同1,547百万円の損失)となった。

新型コロナウイルスの全世界での感染拡大によって各国で渡航制限や外出制限などが行われており、依然として不透明な状況が続いている。

営業収益は、日本人旅行者に対する国内ツアー予約にかかる収益や、催行地をハワイに特化した英語サイト「HawaiiActivities」でのツアー予約にかかる収益に回復が見られた。しかし、2020年においてはコロナの影響を受ける以前の1月・2月において前年同期比を上回る営業収益の計上がなされていたことから、当期の営業収益は前年を下回る結果となった。利益については、全社的なコストの見直し継続や、広告宣伝費などの大幅削減、その他役員報酬の減額など経費削減を進めたことから、損失幅が縮小した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ベルトラ---前期損失縮小、全社的コスト見直しが奏功