nmsホールディングス<2162>は10日、2022年3月期通期の業績予想の修正を発表した。売上高予想を従来の69,000百万円から63,600百万円へ、営業利益予想を1,200百万円から440百万円の損失へ、経常利益予想を1,200百万円から50百万円の損失へ、親会社株主に帰属する当期純利益予想を600百万円から735百万円の損失へと引き下げた。

顧客からの引き合いや需要が強い状況が続いているものの、EMS事業、PS事業における部材不足に起因する影響が顕著となり、自社への直接影響だけでなく、国内外の顧客の減産や稼働停止、生産計画後ろ倒しなどによる大幅な生産減に加え、需給ひっ迫を背景とした原材料・副資材の価格高騰や物流コストの上昇が継続している。加えて、グループ進出国・地域において新型コロナウイルス感染症の再拡大による、想定を上回る規模でのロックダウンが断続的に発生しており、顧客やサプライヤーの稼働停止、人の往来制限による事業の停滞など、すべての事業において売上・利益への影響を受けている。

同社は併せて、2022年3月期第3四半期の業績を発表した。売上高は45,741百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益は628百万円の損失(前年同期は361百万円)、経常利益は343百万円の損失(同53百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は744百万円の損失(同587百万円の損失)となった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 nmsホールディングス---通期業績予想を下方修正、部材不足の影響継続