トレードワークス<3997>は10日、2021年12月期決算を発表した。売上高が前期比21.0%増の25.53億円、営業利益が同168.4%増の2.87億円、経常利益が同167.8%増の2.89億円、当期純利益が同159.1%増の1.89億円となった。

金融ソリューション事業の売上高は前期比23.2%増の23.77億円となった。基盤事業である証券会社向けソフトウエア開発、データセンターにおけるインフラ設備の更改等は順調に推移し、また新規顧客へのクラウドサービスの提供も寄与した。

FXシステム事業の売上高は前期比5.9%減の1.51億円となった。主力である「TRAdING STUDIO」は、FX為替市場分析システムである「シグナルマップ」の機能を搭載した新しいサービス提供の開始が遅れたことにより、減収となった。

セキュリティ診断事業の売上高は前期比27.5%増の0.24億円となった。多くの企業がコロナ禍における急激な働き方の変化にあわせたセキュリティ対策の見直しにより、セキュリティ診断事業の脆弱性診断サービスでは、より精度の高い手動診断サービスが増加した。

2022年12月期通期の業績予想については、売上高が30.00億円、営業利益が2.40億円、経常利益が2.40億円、当期純利益が1.50億円を見込んでいる。2022年12月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載していない。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 トレードワークス---21年12月期は2ケタ増収・大幅な増益、金融ソリューション事業が順調に推移