パシフィックネット<3021>は、企業の脱炭素への取り組みを支援する。14日から同社のデータ消去サービス「PCホワイト」の利用者を対象に「CO2削減効果レポート」サービスの提供を開始すると、2日に発表した。

世界的な脱炭素の要請を背景に、4月に新設される東京証券取引所のプライム市場の上場基準では、CO2排出量や削減目標の情報開示が求められる。これにより多くの企業が迅速な開示への準備や対応が求められている。PCのリユース・リサイクルを通じたCO2削減効果を数値化したレポートサービスを提供することで、企業の脱炭素・廃棄物削減への取り組みを支援するとともに、同社におけるさらなるSDGsの推進につなげる。

同社では、顧客から回収した使用済みIT機器を、データ消去の後にリユース品として製品化し、再利用に適さない機器についてはマテリアルリサイクルによる再資源化を推進することで、CO2削減に寄与しているという。また、100%国内でのリユース・リサイクルにより、廃棄物の不法輸出の防止、ゼロミッションにも対応している。

「PCホワイト」は、データ漏洩事故防止のため、データ消去の作業ログを取得し、「データ消去証明書」を発行するサービス。「CO2削減効果レポート」は、同サービスの利用顧客を対象に、PCホワイトの対象機器(パソコン)をリユース・リサイクルした際のCO2削減効果値をレポートとして、「データ消去証明書」とセットで無償提供する。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 パシフィックネット---企業の脱炭素への取り組みを支援、「CO2削減効果レポート」サービスを提供開始