a) 経営理念の再定義 同社は創業以来、「困っている人を助ける!」をミッションに掲げ、事業を進めてきた。今回もミッションは変わらないが、ビジョンについては若干変えて「We create the “Best Rescue System”(いつも暮らしに寄り添い、安心できるベストな仕組みやサービスを創る)」とした。
b) 全社戦略の設定 経営戦略として、営業・業務の両面で「パートナーシップ戦略」を推進し、最小の組織・資源で最大価値を発揮することをテーマとして掲げた。
c) 事業ポートフォリオ整理 同社では現在の各事業を、収益性の高い成長・成熟事業、育成事業、課題事業の3つに整理し、それぞれの戦略を推進していく。収益性の高い成長・成熟事業は主に、会員事業、保険事業となるが、これらは契約件数を積み上げていくことで持続的な成長を図っていく。新たに子会社化したアクトコールに関しては、2021年9月期の営業利益率が3%台と同社の会員事業の利益率23.6%と比較して乖離が大きいが、同社では収益性が低い原因をある程度把握しており、ここを改善することで利益率を引き上げていくことは可能と考えている。