ハウスコム<3275>は24日、新市場区分におけるプライム市場の基準達成を目的として、適合に向けた計画書を発表した。時価総額の増大や流動性の改善に向け、新成長戦略推進による業績向上やコーポレートガバナンスの充実、IRの拡充などを進める。

新成長戦略推進による業績向上については、同日に併せて従来の中期経営計画に替わる「新成長戦略」を策定・公表した。3カ年目標値及び2030年3月期に向けた目標を定めている。具体的には「グループ直営の賃貸不動産仲介店舗を2021年3月期末の189店舗から300店舗に増やす」「事業領域の拡大、不動産の売買仲介分野への進出強化」「連結営業利益を2025年3月期までにコロナ前水準の11.9億円に回復させ、2030年3月期には21.3億円を目指す」などを掲げた。

同社は業界の中でも先進的な取り組みを積極的に展開する企業であり、各方針の実行力は高いと思われる。また、目標達成に向けた取り組みも活発で、前倒しでの進捗も期待できると弊社は考える。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ハウスコム---プライム市場基準達成に向けた計画書と新成長戦略を発表