a) プロダクトサービス システム運用領域に集中し、中期的な収益基盤としてグループの成長投資を支える源泉を担う。特に、培ってきた強みを深化させ、DXの環境下での顧客ニーズへの対応力強化と事業効率の追求により、新規事業開発のリソースを創出する。
b) クラウドサービス これまで比率の高かった「IT課題」解決領域から、「事業課題」「社会課題」解決領域へと拡大することで、新しい市場でスケールするビジネスモデルを構築していく。将来の事業の柱として確立するためにリソースを集中し、収益基盤としての成長を目指す。
c) プロフェッショナルサービス 「データ」「プロセス」「サービス」の3つのマネジメント領域における強みと専門性により、プロダクトやクラウドサービスの顧客価値を高める役割を果たし、第2の成長エンジンとして機能させる。コンサルティングからサービスの導入支援、システムインテグレーション、アウトソーシングまでのワンストップ提供体制を確立する。
a) プロダクトサービス 売上高42億円(平均成長率0.8%)、セグメント利益11.2億円(セグメント利益率26.7%)を目指す。売上高の伸びは緩やかであるが、サービス提供型事業の推進等により、ストック売上高の比率を67%から73%に引き上げるとともに、高い利益率を維持していく。
b) クラウドサービス 売上高42億円(平均成長率11.9%)、セグメント利益3.1億円(セグメント利益率7.4%)を目指す。売上高は、「IT活用クラウド」「事業推進クラウド」「ソーシャルクラウド」の3つのカテゴリがそれぞれ伸長するが、とりわけ当期間においては「事業推進クラウド」の伸びが成長をけん引する。損益面でも、増収により先行費用をまかないながら、利益率の段階的な改善を図っていく。
c) プロフェッショナルサービス 売上高38億円(平均成長率9.4%)、セグメント利益3.4億円(セグメント利益率8.9%)を目指す。プロダクト及びクラウドサービスとの連携や、コンサルティングからシステム構築、アウトソーシングまでのワンストップ提供により、顧客のDX化への貢献を通じて事業拡大を目指す。損益面でも、データ活用に係るコンサルティング等を活かした付加価値向上により、利益率の改善につなげていく。