<7265> エイケン工業 2641 -484
大幅に4日ぶり反落。22年10月期の営業利益予想を前期比41.9%減の3.30億円と発表している。自動車の補修用フィルター市場の競争激化や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外での外出自粛要請などが懸念要因。大型車用フィルターや高性能オイルフィルターなどの拡販を図る。年間配当予想は110.00円で前期(140.00円)から減配。21年10月期の営業利益はフィルター部門が好調で、128.3%増の5.67億円で着地した。

<3997> トレードワークス 1085 +150
ストップ高。オンライン免税インバウンドなどを手掛けるアイエント(東京都渋谷区)と協業し、日本初のオンライン免税ECサービス「Tax Free Online」のシステム提供を開始したと発表している。アイエントは「オンラインによる免税注文とユーザー自身のスマホで免税処理を実現するサービス」で国税庁から日本初の許認可を取得。国内特許は取得済みで、欧州・中国など国際特許も出願済みという。

<3917> アイリッジ 823 +53
大幅に反発。連結子会社でフィンテック事業を展開するフィノバレー(東京都港区)が三菱電機<6503>が開設するDX・スマートシティをテーマとした展示場「XCenter(クロスセンター)」に参画すると午前11時に発表している。XCenterは企業や国・地方自治体などが対象となっており、フィノバレーの展示では住民票の手続きや資源リサイクルなどと連動したデモ地域通貨アプリ「melcoコイン」を体験できるという。

<3845> アイフリーク 197 +50
ストップ高。NFTシステム開発事業などを手掛けるHashPort(東京都文京区)とクリエイターエコノミーの実現を目的としたNFTマーケットプレイス「CREPOS NFT マーケット(仮)」の開設とNFT分野での新たな事業機会の創出で契約を締結すると発表している。マーケットプレイスでは、クリエイターにNFTの案内やNFTコンテンツの出品販売サポートを提供する予定という。

<4880> セルソース 7870 +870
年初来高値。21年10月期の営業利益を従来予想の7.59億円から9.92億円(前期実績4.15億円)に上方修正している。想定を上回る提携医療機関数の拡大とともに稼働率の上昇で加工受託件数が増加しているため。売上高固定比率が減少していることも利益を押し上げる見込み。6月14日に続く上方修正とあって、投資家からポジティブ・サプライズと受け止められているようだ。

<3083> シーズメン 1801 +131
大幅に5日続伸。22年4月に予定されている東証の市場区分の見直しで、スタンダード市場を選択すると発表している。1次判定の移行基準日では流通株式時価総額が同市場の基準を充たしていなかったが、株価上昇に伴い現時点では基準を充たしているという。持続的な成長による企業価値の向上に加え、株主との話し合いで非流通株式から流通株式への移行に取り組み、流通株式時価総額を改善させる。今月30日までに「上場維持基準への適合に向けた計画書」を東証に提出する予定。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:セルソースは年初来高値、エイケン工業が大幅に4日ぶり反落