<3491> GA TECH 1435 +71
大幅に7日ぶり反発。グループ会社のリノシーアセットマネジメント(東京都港区)が不動産投資スキームを利用する顧客向けに賃貸管理プラン「NEOインカム」の提供を開始したと発表している。同プランでは、ビジネスモデル特許出願中の将来集合債権譲渡型賃料収受スキームを利用。不動産オーナーが入居者に対して有する賃料債権(賃料を請求する権利)を同社が一括して買い取り、実際の賃料発生の有無にかかわらず対価を支払うという。

<3930> はてな 1271 -200
上場来安値。22年7月期第1四半期(21年8-10月)の営業利益を0.69億円(収益認識に関する会計基準適用)と発表している。基準適用前の前年同期実績は0.30億円。主力サービス「はてなブログ」の登録ユーザー数が順調に増加し、コンテンツプラットフォームサービスなどが底堅く推移した。通期予想は2.84億円で据え置いた。第1四半期決算が市場の想定内の水準にとどまったことから、材料出尽くし感が広がっているようだ。

<6232> ACSL 1830 +77
大幅に続伸。日本郵政<6178>グループの日本郵便(東京都千代田区)が実施するドローンや配送ロボットの連携による配送試行にACSLの国産ドローン「ACSL-PF2」を提供すると発表している。対象地区は奥多摩郵便局(東京都西多摩郡奥多摩町)の配達区内で、ドローンから配送ロボットへ郵便物などを受け渡し、配送ロボットが受取人宅へ配送する。中山間地での省人化配送モデルを検証することが目的という。

<3956> 国際チャート 289 +19
大幅に5日ぶり反発。ナカバヤシ<7987>が簡易株式交換で子会社化すると発表している。国際チャート株1株に対し、ナカバヤシ株0.62株を割当交付する。国際チャート株、ナカバヤシ株の前日終値はそれぞれ270円、499円。単純計算で国際チャート株は309.38円相当となる。子会社化で生産体制の効率化に加え、Eコマースなど既存領域の強化や新製品の開発などを推進する。国際チャート株は22年2月25日付で上場廃止となる見込み。

<6658> シライ電子 486 +28
大幅に続伸。20万株(0.60億円)を上限として自社株を取得すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.43%。取得期間は1日から22年3月31日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。自社株買いが好感されていることに加え、シライ電子工業株は11月24日に年初来高値を付けてから値下がりしていたため、押し目買いも入っているようだ。

<3266> ファンドクリG 86 +6
大幅に反発。21年11月期の営業利益を従来予想の1.40億円から2.30億円(前期実績0.71億円)に上方修正している。売上高予想はインベストメントバンク事業の物件売却の期ずれなどで27.80億円から22.00億円(同15.33億円)に下方修正するものの、利益率の高いアセットマネジメント・フィー売上が増加し、売上総利益額が期初予想を上回ったことから利益が押し上げられる見通し。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:ファンドクリGは大幅に反発、はてなが上場来安値