医療機器について、遠隔眼科医療モニタリングデバイス「PBOS(Patient Based Ophthalmology Suite)」は、初期型試作機の完成以降も更なる機能改善のため、AIを活用した3D生成機能などのソフトウェア改良を行いつつ、パートナー企業との共同開発、商業化の可能性を模索している。また、有人火星探査に携行可能な超小型眼科診断装置の開発をNASA(米国航空宇宙局)と共同で進め、2020年4月に同プロジェクトのフェーズ1が完了した。フェーズ2の詳細について協議を続けているが、開始時期は未定となっている。同社独自のアクティブスティミュレーション技術を活用した、近視の進行抑制、治療を目指すウェアラブル近視デバイス「クボタメガネ」については、2020年12月の初期型プロトタイプの完成に続き、当連結会計年度には、台湾における医療機器の製造許可取得を発表するなど、早期商業化へ向けた製品開発や製造販売へ向けた準備を進めるとともに、より多くのエビデンスを得るための臨床試験等を継続している。