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累計期間の売上高が0.71億円減少しているが、これによる各利益金額への影響はない。
日本の売上高は前年同期比32.1%増の90.80億円、セグメント利益は同236.9%増の7.38億円となった。半導体不足と東南アジアからの部品供給の停滞による生産調整の影響があったが、前年の新型コロナウイルス感染症拡大による主要得意先メーカーの生産落込みからの回復により、増収増益となった。
米州の売上高は前年同期比37.5%増の34.12億円、セグメント利益は同147.6%増の1.65億円となった。世界的な半導体の供給不足や海上物流の停滞が主要得意先メーカーの生産に影響を与えているものの、新型コロナウイルス感染症拡大による操業停止で急減した前年実績を上回る生産回復により、増収増益となった。
中国の売上高は前年同期比47.3%増の25.41億円、セグメント利益は同85.4%増の3.78億円となった。世界的な半導体の供給不足が主要得意先メーカーの生産に影響を与えているものの、新型コロナウイルス感染症拡大による都市ロックダウンの影響を大きく受けた前年と比較して、主要得意先メーカーの生産台数が大幅に増加した結果、増収増益となった。
アセアンの売上高は前年同期比43.3%増の12.56億円、セグメント利益は同331.6%増の2.29億円となった。世界的な半導体の供給不足が主要得意先メーカーの生産に影響を与えているものの、前年の新型コロナウイルス感染症拡大による主要得意先メーカーの生産落込みからの回復により、増収増益となった。
欧州の売上高は前年同期比46.3%増の4.96億円、セグメント損失は0.51億円(前年同期は0.78億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ前年と比較して、主要得意先メーカーの生産回復により、増収となった。利益面では、海上物流費用と原材料高騰による売上原価の上昇、拠点統合による経費の削減等により、損失を計上した。なお、半導体の供給不足に伴う先行きの販売回復の遅れ及び海上物流費用と原材料高騰の更なる顕在化を見込んだことにより、事業用資産の回収可能価額が帳簿価額を下回ったため、有形固定資産の減損損失(特別損失)を0.51億円認識している。
台湾はグループ間取引のみのため、外部顧客への売上高はない。グループ会社向けの輸出は増加したが、海上物流費用の大幅上昇により、セグメント損失は0.06億円(前年同期は0.15億円の利益)となった。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.9%増の360.00億円、営業利益が同28.2%増の27.00億円、経常利益が同27.1%増の29.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.9%増の20.00億円とする期初計画を据え置いている。
また同日、発行済株式総数の4.93%にあたる70万株、取得増額10.5億円を上限とする自己株式取得(取得期間11月12日から2022年9月22日)と、自己株式58万120株の消却(消却予定日11月25日)の実施も併せて発表した。
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