パイプドHD<3919>は4日、グループ会社のダブルシャープ・パートナーズが運用するCVCファンド「ダブルシャープ・パートナーズ・ファンド1号投資事業組合」が、アガサに出資したと発表。
アガサは臨床研究・治験の文書管理クラウドサービス「Agatha」を提供している。
「Agatha」は、医療機関と製薬企業の利用者間でやりとりする臨床研究・治験の文書を、クラウド上で共有・保存・一元管理するバーティカルSaaS。従来の印刷・捺印・持参などの紙のやりとりが不要になり、紙に関わる作業の軽減と、コロナ禍での円滑な臨床研究・治験を支援する。
生産性向上が求められるいま、コロナ禍であることも後押しとなり、医療分野においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)による一層の業務の効率化や非対面化ニーズが高まっている。特に臨床研究・治験においては、紙文化が未だ多く残っており、DX化による効率化の余地が多い分野。
ダブルシャープ・パートナーズによると「Agatha」は、医療分野の現場業務に精通したアガサだからこそ作りえたサービスであり、また、この分野は法的な規制も多く、深い知識と経験が求められる専門性の高い領域のため、競合優位性が高いと判断。
こうしたことから今回の出資の決定に至ったとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 パイプドHD---アガサへ出資