アプリケーション・サービス事業の売上収益は同1.0%増の48.56億円48億56百万円と過去最高となった。営業利益は同49.1%減の2.21億円となった。教育事業への積極投資や、CRM事業における更新需要の反動減、ビジネスソリューション事業における不採算案件の発生などが主な要因で業績は、CRM分野を除き受注が堅調に推移した。ただ、CRM分野の受注の遅れによる売上時期の延伸、サブスクリプション型ライセンスの増加による売上の繰り延べ、展示会参加などの販促費の増加などにより、売上収益の増加は限定的だった。医療分野では、医療情報クラウドサービス「NOBORI」の順調な受注が継続し、累積契約施設数は増加している。一方、コンシューマ(患者)をターゲットとしたPHR(Personal Health Record)サービスの開発や、AIベンチャー・医師らと組んだ医用画像診断支援システムの共同開発等の新規事業への先行投資を継続し、成果が上がっている。医知悟、A-Lineともに期初の営業利益予算を超過し堅調さを維持している。CRM分野では、前期からの傾向として、受注のタイミングが遅れる傾向が顕著であり、売上収益、利益面ともに低調だった。ソーシャルデータ分析クラウド分野でタイ最大手企業であるWisesight社との資本・業務提携から、今後、ASEAN市場での事業展開の加速に取り組むとしている。