(1) 部門別売上見通し a) コンテンツプラットフォームサービス コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前期比1.0%増の529百万円を見込んでいる。コロナ禍の影響が続くことを前提としており、アドネットワーク広告単価の急回復は見込んでいない。また、「はてなブログ」の投稿者数は着実に増加すると見ているものの、2021年7月期第4四半期も売上高の低迷が続いていることから、アフィリエイト広告売上、課金収入ともに慎重な計画となっている。
b) コンテンツマーケティングサービス コンテンツマーケティングサービスの売上高は、前期比7.0%増の709百万円と3期ぶりに増収に転じる見通しだ。「はてなブログMedia」の運用件数は、前期末比9件増の120件を目標とし、メディア当たりの月平均売上単価は期中平均で2021年7月期下期並みの水準が続くことを前提としている。メディア当たりの月平均売上単価については、低価格帯の「採用オウンドメディアプラン」の動向によっても影響を受けるため見通しづらいものの、単価アップ施策として、新サービスの提供にも取り組んでいく方針を掲げている。具体的には、オウンドメディアへのアクセス数を増やす施策として、公式SNSの運用などマーケティング支援サービスを強化していく予定だ。
c) テクノロジーソリューションサービス テクノロジーソリューションサービスの売上高は、前期比27.5%増の1,829百万円と成長が加速する見通しだ。引き続き「Mackerel」や「GigaViewer」が売上をけん引するほか、そのほかの受託開発サービスの増加も見込んでいる。なお、受託開発サービスの売上計画については、例年通り期初時点の受注残で7割程度を織り込んだ数字となっている。