<7707> PSS 712 +10
大幅続伸。新型コロナウイルスの検体処理向けに全自動核酸抽出装置専用プロトコールICカード「MagDEA Dx SV 200 for GENECUBE R 12gC」を30日から販売すると発表している。東洋紡<3101>が販売する全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」に対する検体処理として、鼻咽頭拭い液、唾液検体から従来法の約1/3の動作時間(約10分)で全自動核酸抽出を行うことが可能としている。

<4485> JTOWER 9130 +670
大幅続伸。東京都交通局と都営地下鉄大江戸線都庁前駅構内での第5世代移動通信システム(5G)の試行整備、検証等に関する協定を締結したと発表している。インフラシェアリング(共用設備)を活用した5G電波環境の整備、検証、運用を担い、都が推進するデジタル化に貢献する。地下鉄構内でのインフラシェアリングによる5G電波環境整備は、国内初の試みという。

<4483> JMDC 7540 +380
年初来高値。子会社のユニケソフトウェアリサーチ(東京都港区)がAIを活用した保険薬局の在庫適正化サービスの実用化で、複数の薬局チェーンでの効果検証に着手すると発表している。検証に参加するのは、アペックス(東京都品川区、10店舗)、みどり調剤薬局(東京都あきる野市、8店舗)、ヤマザワ薬品(山形県山形市、25店舗)。AI需要予測による発注数量の自動抽出に加え、発注予約機能などの在庫適正化サービスを提供していく予定。

<6027> 弁護士コム 6950 +560
大幅に3日続伸。富士キメラ総研の市場調査で、弁護士ドットコムのWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」が有償プランでの導入企業数となる市場占有率(数量)で電子契約ツールの市場シェアNo.1を獲得したと発表している。クラウドサイン電子契約総合研究所が外部調査機関に委託した調査でも国内契約送信件数、認知度調査でNo.1になったという。市場シェアや認知度の高さが好感され、買いが入っているようだ。

<3498> 霞ヶ関キャピタル 2130 +83
年初来高値。21年8月期の売上高を従来予想の125.00億円から142.00億円(前期実績80.08億円)に上方修正している。物流施設開発用地の売却が順調に推移したため。ただ、不動産コンサルティング事業での開発コンサルティング案件から開発用地の売却案件への入れ替わりによるもので、販売構成の変化に応じて利益率の変動を伴うことから営業利益予想は12.50億円(同3.26億円)で据え置いている。

<6629> Tホライゾン 1340 +91
大幅に続伸。自動はんだ装置などの製造・販売を手掛けるアポロ精工(静岡県御殿場市)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得株数は36万4000株(議決権所有割合100%)で、取得価額は19.01億円。アポロ精工の海外拠点を活かし、グローバル展開を加速させる狙い。アポロ精工は世界で初めて自動はんだ装置を発明した企業で、アジアや欧州、北米、南米に豊富な海外販路を有しているという。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:JTOWERは大幅続伸、弁護士コムが大幅に3日続伸