シンバイオ製薬<4582>は17日、現在実施中の小児を対象としたアデノウイルス感染症(AdV感染症)に対する抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤(BCV IV)の国際共同第II相臨床試験において2021年8月16日(米国太平洋標準時)FPI(First Patient In)を達成したことを発表した。

本試験は、小児の播種性AdV感染症及び免疫不全状態でのAdV感染症を対象に、安全性、忍容性及び有効性等を評価し、次試験のための推奨用量を決定する。現在、この国際共同第II相臨床試験を実施中であり、米国において、第1例目の患者にBCV IVが投与された。

同社は、本試験により得られた有効性と安全性に関する知見に基づき、造血幹細胞移植後のみならず、腎臓移植等の臓器移植後のウイルス感染領域へと対象領域の拡大の可能性を追求することで、BCV IVの事業価値の最大化を図っていくとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 シンバイオ製薬---抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤 第II相臨床試験における第1例目の投与を開始