ステップ<9795>は28日、2021年9月期第3四半期(20年10月-21年6月)決算を発表した。売上高が前年同期比25.4%増の93.70億円、営業利益が同206.4%増の22.60億円、経常利益が同207.7%増の23.30億円、四半期純利益が同215.3%増の16.03億円となった。

生徒募集については、当第3四半期中において創業以来初めて生徒数が3万人を突破し、2021年6月末の生徒数は前年同期比10.5%増となった。また、当第3四半期累計期間における期中平均生徒数は同5.1%増の28,905人となった。これは、一つにはコロナ禍で入会を先送りしていた家庭が、新型コロナウイルスとの併行的対応は今後も長引くものと判断し、学校の年度の切り替えのタイミングで対面授業での通塾に踏み切り始めたためと同社では推測している。また、もう一つの要因としては、コロナ禍の中で同社が取り組んだオンライン授業の充実や対面授業とオンラインライブ授業を選択できるハイブリッド型のシステムの稼働、2020年4・5月の緊急事態宣言下で授業料の6~8割を減額したこと等、生徒サイドに寄り添った姿勢が多くの家庭に支持され、同社への信頼感を高めたことも背景にあると同社では推測している。

当事業年度中の新規開校は、小中学生部門で3スクールとなった。この結果、スクール数は小中学生部門135スクール、高校生部門15校、個別指導部門1校、学童部門3校の計154校となっている。

2021年9月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比18.6%増(前回予想比6.1%増)の129.58億円、営業利益が同78.6%増(同27.4%増)の34.47億円、経常利益が同79.3%増(同28.8%増)の35.29億円、当期純利益が同79.5%増(同30.5%増)の24.11億円としている。

また、同日、通期業績予想の上方修正を踏まえ、期末配当金を1株当たり24.00円(前回予想比4.00円増)とすることを発表した。これにより、1株当たり年間配当金は44.00円(前期比4.00円増)となる見込み。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ステップ---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、通期業績予想及び期末配当額の上方修正を発表