不動産サービス事業の売上高は前年同期比99.5%増の4.24億円、セグメント利益は1.32億円(同0.45億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、多くの国において入国制限措置が取られ、国内も都道府県をまたぐ移動の自粛が要請される等、人の移動を基とするホテル業界にとっては非常に厳しい経営環境となった。ホテル運営カテゴリーは、継続した法人営業の実施、オペレーションの合理化とコストの削減を行ってきた。国内旅行者の需要を最大限に取り込むため、アダストリアが展開するライフスタイルブランド「BAYFLOW(ベイフロー)」とのコラボルームの展開等を含めた、様々な宿泊プランを提供してきた。また、前年度より新型コロナウイルス感染症軽症者の受け入れ施設として、「PARK IN HOTEL ATSUGI」を提供することで、逼迫する地域医療の負担軽減に努めた。コンテナ運営カテゴリーは、契約の中途解約を防ぐべく各種施策を実施することで、売上高を維持し、営業利益の減少を最小限に抑えた。また、湘南エリアにおける不動産売買需要に対応すべく、地場ネットワークの強みを活かし、「ただ家を売るのでなく、湘南の地で人それぞれが望むライフスタイルを実現させるための家探し」をコンセプトとした不動産売買専門店「SLE不動産 藤沢店」、「SLE不動産 大和店」をオープンした。