c) セグメント別業績推移 翻訳事業全体としては、2015年3月期から業績が右肩上がりで推移してきたが2020年3月期に踊り場となり、2021年3月期の業績はコロナ禍の影響により4分野で明暗が分かれた。特許分野では、本来景気の波などに影響されにくい事業特性があったものの、主要顧客である特許事務所からの受注が低調に推移した。医薬分野では、国内外の製薬会社からの安定した受注により増収となった。工業・ローカライゼーション分野では、IT・情報通信企業をはじめ需要回復の動きがあるものの、主要顧客である自動車関連企業からの受注が伸び悩んだ。金融・法務分野では、企業の管理系部署との取引が低調だった。翻訳事業全体では2021年3月期の売上高は7,520百万円(前期比7.3%減)、営業利益は496百万円(同27.7%減)と減収減益となった。