a) デバイス事業:得意先別売上高 デバイス事業における得意先別売上高では、デンソー向けが69,745百万円(前期比7.3%増)、トヨタ自動車向けが2,494百万円(同65.4%減)、東海理化<6995>向けが4,003百万円(同10.3%減)、その他11,905百万円(同8.5%増)、海外拠点得意先が17,757百万円(同10.4%増)となった。
b) デバイス事業:地域別売上高 デバイス事業における地域別売上高は、日本88,148百万円(構成比83.2%、前期比0.6%増)、アジア6,653百万円(同6.3%、同15.3%増)、アメリカ9,592百万円(同9.1%、同9.1%増)、欧州1,511百万円(同1.4%、同0.3%減)となった。アジアでは、中国向けが堅調であったが、増加の大部分がデンソー経由であった。また、アメリカでは、同社製品が採用されている車種の販売が比較的堅調であったことから売上増となった。欧州は売上規模が小さいことから、担当する顧客の状況によって売上高は変動する。この結果、海外売上高は17,757百万円(同16.8%、同10.4%増)となった。
a) ソリューション事業:事業別売上高 ソリューション事業における事業別売上高は、ITが7,418百万円(構成比33.8%、前期比28.2%減)、組込が9,793百万円(同44.7%、同1.1%減)、計測が4,711百万円(同21.5%、同10.5%増)となった。ITでは、コロナ禍の影響で慎重な姿勢を継続する顧客が多かったことに加え、前期にFactory IoT向けやWindows10への買換え需要が好調であったことの反動もあり、減収幅が大きくなった。組込では、工作機械向け等は不調であったが、各種搬送機器などのマテリアルハンドリング向けは比較的堅調であったことから、ほぼ前期並みの売上高を維持した。計測は、数年前からデザインインとして継続している長期案件があったことなどから増収となった。
b) ソリューション事業:業種別売上高 ソリューション事業における業種別売上高では、自動車が8,510百万円(構成比38.8%、前期比11.6%減)、FA・産業機器が8,671百万円(同39.6%、同7.7%減)、その他が4,741百万円(同21.6%、同13.4%減)となった。自動車向けは情報化投資や設備投資の抑制が響いて減収、FA・産業機器は主にマテリアルハンドリング機器メーカー向けの組込関連の製品は伸びたが、工作機械向け等が不振で減収となった。その他はリース案件等は底堅く推移したが、全体的に投資先送りの機運が強く減収となった。