新晃工業<6458>は10日、空間除菌、東洋熱工業、広沢電機、NFSエンゲージメントと大空間向け除菌システム「DVAC-4000」を販売開始すると発表。

同システムは既存の空調設備に後から設置することができる除菌システム。食品工場や飲食店・スーパーマーケットなどで実績のある「クロラス酸水」(亜塩素酸水)の極めて微細なミストを、空調ダクトを介して大空間に行き渡らせ、保湿させることで除菌効果を発揮するとしている。

新型コロナウイルス感染が再拡大する中、ホールや講堂、商業施設やオフィスビル、工場などの大空間における感染対策としては換気が有効とされているが、本製品は人が集まる大空間に対する更なる感染予防ニーズに向けたもの。
食品添加物、殺菌料メーカーである三慶と、コンサートホール「Zepp」を運営するZeppホールネットワーク協力のもと、3,000人規模のコンサートホール「Zepp Haneda(Tokyo)」において2020年9月より実証実験を複数回にわたって実施し、有効性を確認してきた。今回発売するのは、その成果をもとに製品化したものとなっている。


<ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新晃工業---既存の空調設備に付設する大空間向け除菌システムを販売開始