2017年9月には、NTTデータ<9613>、あいおいニッセイ同和損害保険(株)と資本業務提携を行い、ビッグデータ解析・AI構築事業に共同で取り組んでいる。NTTデータとは横串組織であるAI・IoT事業部との協業をメインに各事業部とのプロジェクトを推進し、直近では小売流通業で案件を実施してきており、今後は金融業界や製造業への展開を考えている。また、NTTデータが提供する分析基盤のマネージドサービス「Trusted Data Foundation」にある「DataRobot」、「Tableau」等の販売代理店契約も締結しており、同社のアナリティクスコンサルティングと組み合わせた販売も推進している。あいおいニッセイ同和損害保険とは、(1)自動車保険のテレマティクスデータ等のビッグデータ分析・解析及びその活用、(2)AIを活用した商品・サービスの開発、(3)データサイエンティスト確保及び人材教育、(4)大学・研究機関との連携と大学からの人材採用等、採用・教育ビジネスの共同取り組み等を推進している。
また、金融領域を強化すべき領域のひとつとして位置付けており、信用情報をベースとした与信AIサービス、生保・損保分野でのAIを活用した新サービス構築、「scorobo for Fintech」を用いて「株価予測AI」や「経済指標予測AI」を構築し、投資支援サービスの提供やニュース番組内で原油価格やドル円等の経済指標の予測を行うなど、多岐にわたり金融機関とサービス構築を進めている。2019年10月には(株)SBI証券によるフィンテック領域でのAI型投資サービス共同開発に向けて業務提携し、顧客の証券サービス拡大に向けた、AIアルゴリズムを搭載したエヌビディア製のワークステーションを提供開始した。