(1) セグメント別業績動向 a) CAEソリューションサービス事業 CAEソリューションサービス事業の売上高は前期比0.4%増の17,570百万円、セグメント利益は同29.0%増の4,239百万円となった。国内では主力製品のマルチフィジックス解析ツールや光学系解析ツールの新規ライセンス販売が、コロナ禍の影響で、一部の顧客において導入見送りが発生したほか、エンジニアリングサービス等のサービス事業についても一部のプロジェクトの開始遅延や集合教育研修型セミナーの中止などにより減収となった。一方で、ライセンス契約の更新需要については堅調に推移した。
b) ITソリューションサービス事業 ITソリューションサービス事業の売上高は前期比6.3%増の4,094百万円、セグメント利益は同14.3%増の338百万円と増収増益に転じた。テレワークの普及に伴って情報セキュリティ体制を強化する動きが広がり、クラウド製品を含むセキュリティソリューションが好調に推移した。利益面では、増収効果に加えて経費の圧縮などが増益要因となった。