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急反落。21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の営業利益は前年同期比33.5%減の4.94億円と発表している。売上高は同2.6%増の231.32億円と増収を確保したものの、売上原価や販管費が膨らみ、減益となった。材料出尽くし感に加えて、既に超過している前期比62.0%減の3.55億円という通期予想を据え置いており、上方修正を期待した向きが失望売りを出していることも株価の下落に繋がっているようだ。
<3542> VEGA 1689 +79
急反発。現在、東証マザーズの制度信用銘柄に選定されているが、新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。選定日は10日で、同日売買分から実施。日証金も貸借取引対象銘柄に追加した。同社は「流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資する」とコメントしている。貸借銘柄選定を受け、同社株の取引が活発化するとの期待から買われているようだ。
<6166> 中村超硬 834 +56
急伸。高品位なダイヤモンドワイヤをローコストで生産できる新型ダイヤモンドワイヤ製造装置「PHX-01」を開発し、販売を開始したと発表している。ダイヤモンドワイヤの4本同時生産が可能で、生産能力は月6000km。中国製の代表的な製造装置(6本同時生産)と比較して装置の全長は1/3、全幅は8割とコンパクトでありながら、1台当たりの生産能力は1.5倍以上という。
<2340> 極楽湯HD 357 +12
一時急伸も伸び悩み。中国子会社が、上海市自由貿易試験区臨港新エリアで不動産を開発する上海港城開発(集団)有限公司とフランチャイズ形式での温浴施設出店で合意したと発表している。同エリアは浦東国際空港の南側で、自由貿易試験区に係る措置などを受けている。近隣のニーズから若者向け都市型モデルのニューブランドとする。延床面積は5154平方メートル、21年下期以降に開業の見込み。
<6696> ピースリー 901 -46
一時ストップ高も伸び悩み。ビーアンドピー<7804>と業務提携契約を締結したと発表している。ビーアンドピーは、ピースリーが供給する映像コンテンツや機器等の商材及びシステムを活用し、インテリア・内装業界向けにデジタルサイネージサービスなどを展開するという。また、同社は、22年1月期の営業損益予想が0.10億円の黒字(前期実績2.88億円の赤字)に転換すると開示している。提携企業と展開するプラットフォームが収益化する見通しだ。ただ、株価は一時急伸したが利益確定売りに押されて下落に転じている。
<3936> グローバルW 1748 +300
ストップ高。個人の時間を取引できるタイムチケットを暗号資産交換所のBitmartで売買する基本契約を締結したと発表している。外部への販売強化のため、より取引量が多い交換所と契約して安定的な取引増加を図る。また、21年3月期の営業損益を従来予想の3.50億円の赤字から3.40億円の赤字(前期実績1.86億円の赤字)に上方修正している。ビジネスアプリケーション事業で追加受注があったため。
<6239> ナガオカ 797 +72
大幅に反発。中国子会社の那賀設備(大連)有限公司がスクリーン・インターナルを大口受注したと発表している。受注金額は0.39億元(約6億円)、契約納期は22年2月。中国では新規プラント設備への投資が回復しており、建設が決定した新規プロピレン・プラントに製品が採用されたとしている。今回の受注に伴い、他の案件も含めて生産計画を見直す。21年6月期業績予想に修正の必要が生じた場合は、速やかに開示する。
<4570> 免疫生物研究所 528 +6
大幅に続伸。藤本製薬(大阪府松原市)が製造販売元、免疫生物研究所が製造元となり、クロウ・深瀬(POEMS)症候群の体外診断用医薬品「VEGF ELISAキット」の製造販売承認を取得したと発表している。POEMS症候群は多発性骨髄腫の類縁疾患で、形質細胞異常を基盤に多発性神経炎による末梢神経障害などを呈する全身性疾患として指定難病に指定されている。現在、藤本製薬によりキットの保険適用が申請されているという。 <ST>