ミロク情報サービス<9928>は4日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。コロナ禍の先行き不透明な景況感の中で中小企業の投資判断に慎重さが見られたことなどにより、売上高は前年同期比8.5%減の249.61億円、営業利益は同30.0%減の36.05億円、経常利益は同31.1%減の36.02億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同43.1%減の19.84億円となった。

システム導入契約売上高は前年同期比18.0%減の144.28億円となった。ハードウェア売上高は同25.3%減の28.72億円、ソフトウェア売上高は同15.4%減の83.87億円、ユースウェア売上高は同17.5%減の31.68億円となった。

一方、ストック型のサービス収入は前年同期比9.9%増の89.92億円となった。会計事務所向けの総合保守サービスであるTVS(トータル・バリューサービス)収入は同8.1%増の18.51億円となった。ソフト使用料収入は、顧問先企業向けの会計・給与クラウドサービスの伸長やERP製品のサブスクリプションモデルでの提供等により同25.3%増の16.39億円となった。企業向けのソフトウェア運用支援サービス収入は、新規顧客の保守契約増加により同8.7%増の39.11億円となった。ハードウェア・ネットワーク保守サービス収入は同5.7%増の10.93億円、サプライ・オフィス用品は同5.8%減の4.96億円となった。

2021年3月期通期については、売上高が前期比5.6%減の335.00億円、営業利益が同15.8%減の44.00億円、経常利益が同18.1%減の43.50億円、親会社に帰属する当期純利益が同39.7%増の25.70億円とする、2020年10月30日に公表した連結業績予想を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ミロク情報サービス---3Q減収なるも、ストック型のサービス収入は堅調に推移