グローセル<9995>は28日、2021年3月第3四半期期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.9%減の425.85億円、営業損失が4.36億円(前年同期は0.66億円の損失)、経常損失が3.64億円(同0.02億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.67億円(同0.24億円の損失)となった。

集積回路の売上高は前年同期比22.0%減の278.40億円となった。マイコン・ロジックIC・リニアが産業・自動車分野を中心に減少した。

半導体素子の売上高は前年同期比18.0%減の71.17億円となった。トランジスタ・パワーデバイスが自動車分野等で減少した。

表示デバイスの売上高は前年同期比14.0%減の10.79億円となった。民生分野等で減少した。

その他の売上高は前年同期比5.1%減の65.48億円となった。EMS、高感度ひずみセンサー(STREAL)が増加したもののパーツ、開発等が減少した。

売上高に対する売上原価の比率は、高感度ひずみセンサー(STREAL)売上比率増加等により、前年同期比0.6ポイント減の90.5%となった。また、売上高に対する売上総利益の比率は同0.6ポイント増の9.5%となった。販売費及び一般管理費は旅費交通費・交際費の減少等により同5.0%減の44.92億円となった。

2021年3月期通期については、同日、連結業績予想を発表した。売上高が前期比13.3%減の595.00億円、営業損失が4.55億円、経常損失が3.30億円、親会社株主に帰属する当期純損失が2.45億円としている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 グローセル---3Q減収も、EMS及び高感度ひずみセンサーの売上が引き続き増加