b) 今後の展望(ロードマップ) Step-1として2020年までは主にモジュール事業として展開してきたが、2021年にはコンポーネント・周辺機器事業として展開する計画。さらに2022年以降は、「STREAL」を使ったソリューション事業として付加価値を高めていく予定だ。既に「2.4GHz帯 無線搭載小型データ処理基板」を開発済みで、これによって顧客は「STREAL」をより使いやすくなる。
c) 新製品トルクセンサーの開発経緯と今後の展望 「STREAL」は様々な分野で応用が可能だが、現在最も進んでいるのがトルクセンサーとしての利用だ。これは同社、日立製作所、双葉電子工業<6986>、長野日本無線(株)が共同で開発を進めてきたもので、現在は顧客別サンプル出荷を行っており、近い将来に量産化に向かう計画だ。このトルクセンサーの用途の1つがロボットアームへの利用だが、それ以外にもトンネル、橋梁、鉄道車両の台車などでの劣化検査にも応用が可能であり、今後の展開が注目される。(同モジュールを埋め込むことで、目視や打音ではなく外部から電気信号として検査が可能になる)