オークション事業について、オークションの開催回数は23回(前年度開催回数19回)となった。新型コロナウイルス感染症対策による外出やイベント等の自粛要請及び緊急事態宣言の発令を受けて、オークションの開催を延期しており、延期したオークションを第1四半期に開催したため、前年比では、オークションの開催回数、取扱高及び売上高が増加している。近代美術オークションは、前年比で1開催多かったため、出品点数75.7%増、落札点数62.9%増となった。エスティメイト下限合計額に対する落札価額合計額の比率は、平均で103.6%と例年よりも低い水準で推移したが、平均落札単価は28.3%増と好調を維持した。近代陶芸オークションは、出品点数6.2%減、落札点数3.4%減となり、平均落札単価も前年比で47.8%減となったが、エスティメイト下限合計額に対する落札価額合計額の比率は、平均で138.2%と高水準で推移した。近代美術Part II オークションは、前年比で1開催多かったため、出品点数43.6%増、落札点数34.3%増となった。平均落札単価は前年比で20.1%減少したが、エスティメイト下限合計額に対する落札価額合計額の比率は、平均で169.1%と高水準で推移した。その他オークションでは、ワインオークションが引き続き好調となった。