a) システムインテグレーション・サービス 業種別構成比が最も高い金融機関向けの売上高は前年同期比1.0%増加、売上高構成比は33.5%となった。これは主に、ネットバンク及び地方銀行等の金融機関向け次世代勘定系システム開発案件の売上増加や、クレジットカード分野での既存案件の売上増加による。一方で、コロナ禍による医療分野の受注が大幅に減少したことや、保険分野の開発案件の規模縮小、公共分野の新規受注案件の減少及び前年同期に比べ流通分野の法改正等に伴う開発案件の反動減により売上が減少した
b) インフラソリューション・サービス コロナ禍による対面営業及び顧客先対応業務の制限等により、基盤構築案件の売上が大きく減少した。また、前年同期のWindows10更新関連ビジネスに伴う反動減も影響した。
c) パッケージベースSI・サービス DX推進の中心であるクラウド分野のSalesforceビジネス関連において、引き続き大型開発案件の売上が大幅に増加した。なお、Salesforce関連ビジネスの売上高は前年同期比84.9%増、売上高構成比は69%となった。これにより、コロナ禍で需要が低迷した会計パッケージ及び人事給与パッケージの減収をカバーした。