アセンテック<3565>は9日、2021年1月期第3四半期決算を発表した。
仮想デスクトップにおける自社製品の伸びやサブスクリプション等の継続収入ビジネスが寄与し、経常利益において、第3四半期累計で昨年対比38.6%増、第3四半期単独では51%増と共に過去最高益を達成した。
第3四半期累計期間で、売上高が前年同期比1.6%減の46.54億円、営業利益が同30.6%増の5.01億円、経常利益が同38.7%増の5.24億円、当期純利益が同39.3%増の3.63億円となった。仮想デスクトップビジネスが堅調に推移し、会社の成長戦略として取組んでいる「自社製品の開発と展開」及び「継続収入ビジネスの拡大」が寄与した模様。

国内の大手金融機関に自社製品「Resalio Lynx700」が採用され、同製品をサブスクリプション型に完全移行した他、自営保守サービスなどの「継続収入ビジネス」が成長している。
また、Google Cloud Platformの取り扱い開始や、12月に発表した「NVIDIA社の最上位パートナー(Elite Partner)に認定」、「パルスセキュア社とディストリビュータ契約を締結」など「事業拡大に向けた戦略的投資」を着実に推進している。
新型コロナウイルス感染症拡大により、一部のプロジェクトで遅延等が発生するなどの影響はあったものの、テレワークを導入する企業の増加に加え、サイバーセキュリティ対策として、データをエンドポイントに保存しない高いセキュリティーソリューションである仮想デスクトップへの投資は今後も拡大基調が継続すると、同社は見込んでいる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アセンテック---2021年1月期第3四半期は過去最高益を達成