2. 今後の事業展開 2021年1月期の業績予想について同社は、新型コロナウイルス感染症の終息時期の見通しが不透明なことから、引き続き未定としており、合理的な算定が可能となった段階で公表する方針を示している。2021年1月期第3四半期の状況については、2020年10月から「Go to Eatキャンペーン」の開始により、飲食店への客足が戻りつつあるものの、依然、外食企業においては厳しい経営状況が続いていることに変わりなく、同社の業績も第2四半期とほぼ同水準が続いているもようだ。こうしたなか、新たな取り組みとして、8月に業務提携先のサン電子<6736>からテイクアウト業態向けのモバイル注文・決済アプリ「iToGo」事業を譲受(年間売上実績18百万円)し、同業態向けの売上深耕を図る。また、6月末に(株)オージス総研と資本業務提携を発表(同社株式の10%を保有)、今後オージス総研のシステム開発力を生かした新規サービスの開発などにも取り組んでいく予定だ。「Putmenu」事業ではSS向けの導入拡大に加えて、8月に「LINE」上で企業が自社サービスを展開できるWebアプリケーション「LINEミニアプリ」にも対応したことを発表した。いずれも収益貢献はまだ先となるが、事業拡大につながる取り組みとして注目される。