a) フランチャイズ事業 安定的な収益を上げるフランチャイズ事業では、売上高で前期比13.6%増の3,368百万円、営業利益で同13.4%増の2,042百万円を見込んでいる。
b) 不動産流通事業 不動産流通事業では、売上高で前期比6.7%増の2,403百万円、営業利益で同1.0%増の580百万円を見込んでいる。実需が堅調なうえ、ワンストップサービスの起点としてグループシナジーを効かせる。直営店の出店では、2020年7月に沖縄県に直営サテライト5店舗目となる「ハウスドゥ!糸満店」をオープンした。また、ハウス・リースバック利用拡大のため、8月に「ハウスドゥ!家・不動産買取専門店 横浜東口店」を、9月に「ハウスドゥ!家・不動産買取専門店 広島市役所前店」を開設している。
c) 小山建設グループ 小山建設グループは、通期でフルに寄与することから、売上高で前期比57.0%増の3,254百万円、営業利益で同143.5%増の253百万円を見込んでいる。賃貸管理及び収益不動産の安定収入と付随収益に加え、売買事業の仕入・販売に注力する。また、ハウスドゥ!ブランドでの店舗展開により売買仲介を強化し、既存事業の地域密着の強みとシナジーを生かしたワンストップサービスによる収益拡大を図る。
a) ハウス・リースバック事業 ハウス・リースバック事業は、営業活動を再開したものの、政府保証融資により資金繰りに当面の目途が付いた潜在顧客もいる。同社は、2020年9月~10月の状況を見て、需要回復の度合いを判断するとしている。なお、売上高は前期比5.8%減~0.6%増の14,325百万円~15,297百万円、営業利益は同8.1%増~20.6%増の2,127百万円~2,372百万円を見込んでいる。ファンドからの需要は健在であるものの、期初の保有資産が低水準であることから、期中の仕入が業績を左右する。
b) 金融事業 金融事業は、売上高で前期比25.0%増~34.9%増の1,346百万円~1,453百万円、営業利益で同627.1%増~986.8%増の216百万円~323百万円を見込んでいる。黒字化から拡大期に入ったため、変化率が大きい。なお、不動産担保融資残高は91.4億円~107.2億円を予想している。
c) 不動産売買事業 不動産売買事業は、売上高で前期比2.3%減~28.7%増の6,938百万円~9,134百万円、営業利益で同46.5%増~149.4%増の493百万円~839百万円を見込んでいる。期首のたな卸資産は同42.4%増の10,180百万円、件数では前期末比35.7%増の562件と積み上がっており、今後も不動産売買仲介や買取りを行う直営店とのシナジーを効かせる。