ナック<9788>は14日、2021年3月期第2四半期及び通期の業績予想を発表した。あわせて、配当予想も発表。コロナ禍の業績への影響を合理的に算定することが困難であったことから未定としていたが、現時点で入手可能な情報をもとに業績予想を算定した。

2021年3月期第2四半期(2020年4月~9月)の連結業績は、売上高が270.00億円(前年同期比35.2%減)、営業利益が5.50億円(前年同期は2.29億円の損失)、経常利益が4.50億円(同2.77億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が9.50億円(同7.00億円の損失)を予想する。また、2021年3月期通期の連結業績は、売上高が560.00億円(前期比36.5%減)、営業利益が20.00億円(同5.6%減)、経常利益が19.00億円(同9.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が13.50億円(同162.6%増)を予想する。

同社は配当の方針として、純資産配当率4%かつ配当性向100%以内を掲げている。配当予想は、中間が9円、期末が27円、合計36円とし、前期より14円増配を予想している。また、中期経営計画については、2021年3月期を初年度、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画の策定を進めており、2020年10月下旬以降の公表を予定している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ナック---2021年3月期業績予想及び配当予想を発表、最終利益は増益で着地の予想