ADワークスグループ<2982>は、1日、第三者割当による新株予約権の発行により、主に収益不動産の購入資金として最大14億円の調達を行うことを発表した。割当先はマイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社。
同社によると、「コロナ禍にあり、特異な優良物件も売りに出てくることが予測され、そうした優良物件をより確実に獲得するための機動的な資金」という位置づけで、手元資金を潤沢にし、タイムリーに対応するための施策と言う。

また、同日に同社グループの役員向けに有償新株予約権を発行することも公表した。役員の株価に対するモチベーションを高め、業績向上に対するより一層の貢献を期待する狙いがあるという。弊社では、同社の現在の株価水準に照らせば、役員のインセンティブとして経営上有用な施策であると見ている。

なお、同社が8月31日に公表した2020年12月期第2四半期のフォーキャストは、売上高9,194百万円(第1四半期は2,235百万円)、経常損失が140百万円(第1四半期は256百万円の損失)であった。2Q単独で見ると、利益面でプラスに転じ、赤字幅の縮小に繋がった。緊急事態宣言解除後、徐々に営業活動が戻りつつあるようで、大型物件の販売が寄与した。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 ADワークスグループ---第三者割当による新株予約権の発行で最大14億円の資金調達を目指す