サイバーコム<3852>は7日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比0.8%増の68.63億円、営業利益が同25.6%増の4.19億円、経常利益が同27.2%増の4.28億円、四半期純利益が同17.8%増の2.64億円となった。

主力のソフトウェア開発事業の売上高は前年同期比2.8%減の53.66億円、営業利益は同2.0%増の8.24億円となった。制御ソフトウェア開発案件が減少したが、通信ソフトウェア開発における通信端末開発案件、業務ソフトウェア開発における企業向け業務システムや医療システム等の開発案件は好調に推移した。

サービス事業の売上高は前年同期比16.4%増の14.70億円、営業利益は同49.3%増の2.35億円となった。SIサービス(構築・保守・運用・評価検証サービス)においては、社会インフラ及び金融系を中心とした仮想化、クラウドへの移行案件、ネットワーク構築案件が好調に推移しており、第5世代移動通信(5G)の基地局検証案件についても好調に推移した。自社プロダクトである「Cyber Smart」シリーズ製品については、IP-PBX案件、クラウドサービスや年間保守の増加により堅調に推移した。また、クラウドVPNサービスである「楽々セキュアコネクト」は、「テレワーク応援キャンペーン」の効果に加え、新型コロナウイルス感染症対策としてテレワーク環境を構築したい顧客から多くの引合いを受けた。

2020年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比7.4%増の150.00億円、営業利益が同7.2%増の8.00億円、経常利益が同6.5%増の8.00億円、当期純利益が同3.5%減の5.40億円とする期初計画を据え置いている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 サイバーコム---2Qも増収・2ケタ増益、サービス事業が好調を維持