ムサシ<7521>は4日、2021年3月期第1四半期(20年4-6月)連結決算を発表した。売上高が65.79億円、営業損失が1.20億円、経常損失が1.02億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.94億円となった。

選挙システム機材は、東京都知事選挙をはじめ全国の地方選挙向けに、投票用紙交付機や読取分類機などの機器販売が順調だったものの、昨年実施された参議院選挙や統一地方選挙などの大型選挙が無かったため反動減の影響を受けた。

印刷システム機材は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う各種イベントの中止や店舗の営業自粛等により商業印刷物の需要が大幅に減少し機材販売が落ち込んだ。紙・紙加工品についても、印刷物の需要減少の影響で印刷用紙や情報用紙などの販売が低調に推移した。

また、今期の業績予想を同時に発表。通期の連結売上高が334.47億円、営業利益が1.51億円、経常利益が2.16億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.43億円とした。
今後、経済の急速な停滞が再び発生しないことを前提に、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ各事業の需要は、第3四半期から徐々に回復し、今期末には例年の8割から9割程度まで回復すると見込んでいる。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ムサシ---1Qは売上高が65.79億円、選挙システム機材の機器販売は順調に推移