(2) 地域貢献 a) 歴史白衣の貸出し 白衣の変遷とともに、看護師の歴史を理解することを目的として、医療機関の催事等に無料貸し出しをしている。
b) 生産拠点を通じた地域貢献 国内では秋田県、海外では中国、インドネシア、ベトナムなどの地域で生産を行うことで雇用を創出、地域経済に貢献している。
c) メディカルキッズプロジェクト 病院が地域社会との交流を深め、子供たちが安心して通院・入院できるようにとの考えから始められたもので、医師や看護師に模した子供用白衣の病院貸出しや、キャラクター着ぐるみの病院訪問を実施している。
(3) 顧客への貢献 a) 看護師向け憩いの場である「ITONA」ギャラリーの開設 2015年の創業100周年を記念して、主要なエンドユーザーである看護師への「ありがとう」の気持ちを形にするため、日本で初めての看護師のための心のコミュニケーションスペース「ITONA(いとな)ギャラリー」を開設した。
b) 看護師のためのビューティー講座 資生堂ジャパン(株)の協力を得て、医療現場の看護師にふさわしいメイクアップ・立ち居振る舞い等を学べる実践講座を開催している。
(4) 社会貢献 a) 障害者雇用支援 障害者雇用・促進に貢献した事業所として子会社のナガイ白衣工業(株)が選ばれ、厚生労働大臣から表彰を受けた(2016年9月)。
b) 災害支援 SARSやインドネシア大地震、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、新型コロナウイルス感染拡大などの災害発生時に、看護協会や日本赤十字社を通じた寄付や白衣の提供、車椅子の寄贈などを実施している。新型コロナウイルス感染拡大に対する取り組みとしては、「リユーザブルマスク(洗濯により再利用が可能なマスク)」を医療機関に寄付した。
(6) SDGs(Sustainable Development Goals)に向けた考え方 昨今の世界的な潮流であるSDGs(Sustainable Development Goals)に対して、同社の強みである「衣を通じて、医療の現場をサポート」「医療の現場が求める特別な機能性、感性の実現」などを中心に、社会課題の解決に向けた取り組みを行っている。
a) “いのちの力になりたい” 「衣」を通じて医療の現場をサポートし、医療の現場が求める特別な機能性・感性を実現する。
b) 環境 病院向けに環境配慮製品「コンペルパック」の開発・販売をしている。また、環境に配慮した業務体制を確立している(ISO14001取得済み)。
c) 社会への還元 ナガイズムの精神に基づき、事業で得られた利益を様々なステークホルダーに還元する。